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産婦人科 看護師の本音とは歯がゆさ!?

産婦人科と聞くと、みなさんが思い浮かぶのは、『生命の誕生の場である』ということだと思います。

生命の誕生は、とても喜ばしい気持ちになりますよね。でも、産婦人科で起こる事は、全てが喜ばしい事だけではなく、時には悲しい事もあるのです。

そんな産婦人科で働く看護師には、嬉しい事だけでなく、いろいろなことを思っています。

あなたは、産婦人科の看護師がどんなことを思っていると思いますか?今回は、産婦人科の看護師が思う『本音』についてお話しします。

産婦人科の看護師の本音。「喜びがあるだけではなく、悲しい想いもある。」

『産婦人科』と聞くと、あなたはどんな印象を受けますか?

おそらく、産婦人科と聞いて想像するのは、「生命が誕生する場所」だと思います。

初めて会う人などに仕事のことについて聞かれた時に、「産婦人科の看護師をしています。」と答えることがあります。すると、大抵、「命が生まれる場所で仕事をしているのですね。素晴らしいです。」と言われます。

確かに、産婦人科は、命が誕生する場所ということに間違いはありません。しかし、産婦人科は、生命が誕生する場所というだけではなく、時には、悲しい想いをする場所でもあるのです。

このお話を読んでいるあなたは、看護師だと思います。私も現在産婦人科で看護師をしています。

きっとあなたは、他の科目で看護師をしていて、産婦人科に興味があるために、このお話を読んでいるかもしれませんね。

看護師ならば分かると思いますが、看護師をしていく上で、患者さんには、こう言ったけれど、時には本当のことが言えないということがありますよね。看護師という職業は、時に本音があっても言えないことがあります。

産婦人科は先ほども言いましたが、生命か誕生する場所なので、笑顔がたくさんあって、幸せな気分になることが多いように思われます。

しかし、先ほど少し触れた、「時には悲しい想いをする場所」という部分に、産婦人科の看護師の本音が隠されているのです。

では、あなたは、産婦人科の看護師の本音がどのようなものだと思いますか?

産婦人科には、女性特有の病気を持った患者さんや、妊娠をした患者さんが受診します。

その中でも、特に妊娠の診断というものは、妊娠を望んでいる女性にとっては、とても喜ばしいことです。

しかし、妊娠をして、これから出産までの妊娠期間を、全ての妊婦さんが無事に過ごせるかと言えば、必ずしもそうではありません。

妊娠した女性の中には、流産をしてしまう人もいるのです。妊娠初期という時期は、とても不安定な時期です。それはどういうことかというと、妊娠した当初は、体が胎児のことを異物と勘違いして、排除しようとするからです。

それが、日数が経過するにつれて、体が慣れてきて、やがて胎児を異物として見ることがなくなってきます。

この反応は人それぞれで、妊娠が分かってすぐの妊娠5~6週くらいの出血は、そういった体の反応の可能性があります。

また、妊娠したといっても、まだ子宮に胎児ができて間もない時は、子宮の中に胎児がちゃんと定着していないため、ちょっとの無理でも流産してしまうことがあります。そのため、最初の妊娠5~8週という時期は、とても大切な時期でもあります。

私が勤める産婦人科では、この妊娠が分かってから8週までの間は、1週間おきに胎児の発育を見ていくことになりますが、やはり、その時期に流産をしてしまう人はいます。

特に最近は、初めての妊婦健診が始まる妊娠9週でも胎児が死亡してしまい、流産をしてしまう人が多いのです。

では、なぜ、流産をしてしまうのかということですが、はっきりとした原因は分かっていませんが、胎児の染色体異常など、胎児に何らかの異常があって流産をしてしまうことが多いと言われています。

私は、どちらかと言えば、外来で勤務することが多いので、患者さんそれぞれの妊娠の経過を見ていくことができます。

しかし、妊娠に喜んでいた患者さんが、1週間後に受診した時に、胎児が正常な発育をしていなかったり、超音波検査で、胎児の心臓の拍動が見えてもいい時期に胎児の拍動が見えなかった時の患者さんの反応は、見ていてとても悲しいものがあります。だって、できて喜んでいた一つの命が、消えてしまうのですから。

そういった時に、医師は淡々と説明をします。「子宮内胎児死亡という状態です」と。

しかし、いつだったか、私の勤める産婦人科の医院長が言っていました。「お腹の中で、胎児が死亡していることを説明する時は、今だにどうやってうまく説明したらいいのかを悩む」と。

何十年も産婦人科医をしている医院長が説明に悩むように、私たち看護師も、「妊娠をして喜んでいた患者さんが、身を引き裂かれるような悲しい思いをする所を見たくない」というのが、本音なのです。

産婦人科は、生命が誕生する場所ですが、時には、それと同じくらいの悲しみがあるのです。

産婦人科の看護師の本音。「複雑な想いをする場所。」

先ほどのお話で、産婦人科は、喜びだけでなく悲しい想いをすることもあるということをお話しました。

きっと、あなたは、先ほどのお話を読んで、産婦人科の印象が少し変わってしまったかもしれません。

しかし、産婦人科の看護師は、時には悲しい想いを目の当たりにするだけでなく、複雑な想いをすることがあります。

こんな事を言ってしまうと、あなたは、「悲しみの他に、まだ何かあるの?」と思うかもしれません。しかし、産婦人科は喜びが全てではないのです。

では、どういった複雑な想いがあるのか、あなたには想像できますか?

産婦人科では、産科と婦人科の患者さんの診療をしますよね。産科では、もちろん妊娠・出産が専門ですので、妊婦さんや産婦さんの経過を診ていくことになります。

しかし、婦人科では、女性特有の病気を診ますが、そういった病気の中には「不妊症」も含まれます。

私の勤める産婦人科では、不妊症の治療をしています。そのため、不妊症に悩む女性がたくさん診察に訪れます。

「妊娠・出産」は、女性にしかできないことですよね。生命が誕生するということは、とても素晴らしいことですし、それができる女性はすごいですよね。この「赤ちゃんをお腹に宿す」という素晴らしい体験は、男性には分からないことです。

そして、この妊娠・出産は、一般に女性にとって当たり前と思われることが多いです。

しかし、女性だからできる「妊娠・出産」が、治療をしなければ妊娠できなかったり、治療をしても妊娠できない女性が多いのです。

不妊症を治療する患者さんの中には、何年も治療をしているという患者さんがいます。

そういった患者さんとお話した時に、なかなか妊娠ができなくて辛いこと、自分の周りの人たちから急き立てられたりすることへの苦しみ、パートナーの協力が得られないことへの悲しみ、何年も頑張ってきたことに疲れたなどの気持ちを聞くことがあります。

もちろん、そういった悩みを訴えられる患者さんに対しては、十分に対応しますが、そういったいろいろな気持ちを聞くと、私たち看護師もとても複雑な気持ちになります。私たち看護師も、不妊症の患者さんには、「頑張って治療をしているのだから、絶対妊娠してほしい!」と思っています。そして、そういったいろいろな想いを聞くことによって、どうにかしてあげたいという気持ちでいっぱいになるのです。

きっと、このお話を読んだあなたは、産婦人科は、「自分が思い描いていたイメージとは違うものなんだ」と思ったかもしれませんね。

しかし、産婦人科の看護師の本音は、「喜びだけではなく悲しい想いや、いろいろな感情が入り混じった複雑な想いがある場所」なのです。

時には喜びだけではない気持ちを感じますが、患者さんも看護師も、「同じ女性として、生命の誕生への喜びを感じたい」という気持ちは同じなのです。

だからこそ、そういった悲しい想いや複雑な想いを感じたとしても、私は「同じ女性を支えられるような手助けをしたい」という気持ちを持ち、看護師をしているのです。

あなたの産婦人科の印象が変わってしまったかもしれませんが、こんな喜び以外の想いを感じても、産婦人科は素晴らしい科だと思います。

そして、あなたが産婦人科の看護師になろうと思っているのならば、産婦人科は、喜びだけでなく、同じ女性としていろいろな場面で患者さんを支えることができる素晴らしい科なので、ぜひ産婦人科で働いてほしいと思います。

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